総消費カロリーのうち基礎代謝が占める割合を知る
「ダイエットを成功させるには基礎代謝を上げること。」これは良く言われることですよね。
なぜそう言われるかと言うと、人の一日の総消費エネルギーの中の7割を基礎代謝が占めているからです。
よほど激しいトレーニングをしていれば別ですが、基本的に人が一日生活をすると、
消費エネルギーの7割は基礎代謝で、それ以外の消費エネルギーが3割ということになります。
基礎代謝の割合の多さをダイエットに活かす
ちなみにその他の3割の消費のことを「生活活動代謝」と呼びます。この生活活動代謝は、日常生活の中で消費されるエネルギー量のことで、たとえば通勤の為に歩いたり掃除をしたりといった時に消費されるエネルギーのことです。
何気なく生活していると、身体を動かした時に消費される生活活動代謝の方がダイエットにとって重要なことのように思えますが、実際は3割程度の重要度しかないんです。
むしろ重要なのは、総消費エネルギーの7割を占める基礎代謝の方です。
ちなみに基礎代謝は眠っている時や呼吸をしているだけでも消費されるので、日常生活で意識することはあまりありません。とは言っても消費エネルギーの7割を占めるものなのでダイエットにとって重要なのは言うまでもありません。
年齢による基礎代謝の衰えってどれ位?
この基礎代謝は年齢によって徐々に少なくなっていきます。30代40代になると食べる量は変わらないのに体重が増えてくるのはこのためだと一般的に言われています。
年代別の平均基礎代謝量ですが、女性の場合は
18~29才が1210キロカロリー
30~49才が1170キロカロリー
50~69才が1110キロカロリー
70才以上が1010キロカロリー
と言われています。
男性の場合は
18~29才が1550キロカロリー
30~49才が1500キロカロリー
50~69才が1350キロカロリー
70才以上が1220キロカロリー
と言われています。
年齢による基礎代謝の衰えは大したことない。根本的に基礎代謝を上げる事の方が大事。
これを見てどう思いますか。なんとなく、年齢による基礎代謝の低下って大したことないように思わないでしょうか。
個人的には年齢による基礎代謝の低下よりも、もっと重要なことはそもそもの基礎代謝量を増やしておくことだと考えています。
ダイエット目的で基礎代謝を上げるには筋肉を増やす事
基礎代謝を増やすにはどうすれば良いかと言うと、筋肉を増やすことです。基礎代謝の中で最もエネルギー消費が多いのは筋肉なので、筋肉をきちんとつけておくことで基礎代謝が上がり太りにくく痩せやすい体質を作ることができます。
筋肉をつけると太って見えるんじゃないかと心配される方も多いと思いますが、実際のところ女性の場合はほとんどの方が筋肉は不足しています。
むしろ筋肉をつけることでキュッと引き締まった体つきになるのでホッソリとしてメリハリのある身体になれることが多いです。
年齢による基礎代謝の低下に負けないように筋肉をきちんとつけておけば、痩せやすい体質をずっとキープできます。