もちろん脚痩せをして脚全体が細くなれば美脚に近付きますが、脚全体の印象を大きく左右するパーツは膝です。
膝上丈の服を着た時に、まず服から出て見えるのが膝まわりなので、膝まわりがスッキリしていればそれだけで脚痩せして見えます。
膝まわりに贅肉がたまる理由は?
脚全体はそれほど太くないのに、膝まわりに贅肉がついていると脚全体が太く見えることがあります。逆に膝まわりがスッキリしていれば全体的に美脚に見えるということもあります。
また膝まわりは意外と贅肉がつきやすく、贅肉を落としにくい場所でもあります。
ちなみに膝まわりにたまる贅肉の正体は、太ももの脂肪やむくみです。
太ももがたるむような歩き方や太ももの前部分の筋力不足が原因でついた太ももの脂肪が、重力によって下がってきて膝まわりに集まったもの。それが膝まわりの贅肉の正体です。
また、膝の裏にはリンパ節があります。脚はもともと心臓から遠くリンパの流れも滞りがちになり、余分な水分や老廃物がたまり、それが膝まわりのむくみの原因にもなっています。
膝まわりのリンパを流すリンパマッサージ
リンパマッサージでは、ふくらはぎや太ももは意識して行う人は多いですが、意外とおろそかにできないのが膝まわりのマッサージです。膝裏と膝の横にはリンパ節があるので、そこを意識的に揉んでほぐしてあげましょう。
特にひざ裏の、ふくらはぎや太ももの筋肉とつながっている部分は入念に揉みほぐしてあげると、リンパの流れがよくなり老廃物がたまりにくくなります。
また膝の前面も、膝のお皿の回りを重点的にもみほぐしてあげましょう。膝のお皿ってこんなにクッキリしてるんだなというのが実感できると思います。
膝まわりを揉み解したあとは、リンパの流れに沿って鼠蹊部(太ももの付け根)に向けて手を滑らせてリンパを流しましょう。
リンパマッサージは美脚、脚痩せの大きなポイントです。
太ももの筋肉を伸ばして美脚に
太ももの贅肉が重力で下がってきたのが膝まわりの贅肉なので、太ももをスッキリさせることも膝まわりをスッキリさせることに繋がります。そこで太ももの筋肉を伸ばしてあげる方法ですが、一番オススメなのは、湯船の中で正座をすることです。
湯船につかりお湯の温度でほぐれたところで、30秒から1分ほど正座をするだけで一気に太もも部分の筋肉が伸びます。
もう1つオススメなのが「うつぶせ膝曲げエクササイズ」です。
やり方は簡単です。
まずうつ伏せになり、右膝を曲げます。
曲げた右脚を両手でつかんで背中の方にギュッと引き寄せます。この状態で30秒ほどキープします。
右足が終われば同じように左足も曲げて、両手で背中側にギュッと引き寄せ30秒キープしましょう。
これだけです。カンタンですが、かなり太ももが伸びて脚痩せ効果が高いです。
歩く時は膝を伸ばして歩く
もちろん歩く姿勢も重要です。歩く時に膝を曲げて歩いていると、膝上に脂肪がたまりやすくなります。
歩く時には膝をしっかり伸ばして歩きましょう。
それだけで膝上の肉はつきにくくなり、太ももの裏の筋肉も伸びて太もも痩せにも繋がります。