個人的には朝でなくても自分の仕事の都合やタイミングで、自分が運動しやすい時間帯に運動することがダイエット成功のカギになると考えています。
とはいえ一般的に運動をするなら朝の方が良いとされていますが、それにはきちんと理由があります。
交感神経と副交感神経のバランス
人間の身体には交感神経と副交感神経があり、それぞれが規則的にリズムをきざんでいます。具体的には、
朝からお昼にかけては交感神経が優位になり、消費エネルギーが上がり活動的になります。そして夕方から夜にかけては副交感神経が優位になり、身体がリラックスモードに入ります。
この交感神経と副交感神経のリズムを上手く活用して痩せるなら、運動は消費エネルギーが上がる午前中に行う方が脂肪燃焼効率も上がります。
さらに朝食前の血圧が上がっていない時間帯に有酸素運動をすることで脂肪の燃焼効率を上げることもできます。
でも実現不可能なダイエットは成功しない
理屈で言えば運動をするのは午前中の方が痩せますしダイエット効果は高いです。これは人の身体がそういう仕組みでできているので事実です。とは言えダイエットは実行できなければ意味がないですし、続かなければ痩せません。言い換えれば、続けやすいダイエット方法や習慣を身に付けることがダイエット成功の秘訣になります。
その点から言えば、朝のしかも朝食前の時間帯に有酸素運動をする、というのは習慣としてかなり厳しいものがあります。
仕事前の忙しい時間帯だし眠たいし少しでも寝ていたい、というのは人の自然な感情です。その感情に逆らって朝食前に軽いランニングやジョギングを20分する、というのはハードルが高すぎます。
人それぞれ運動しやすい時間帯は変わる
人にはそれぞれ生活リズムがあります。仕事の始業時間や就業時間の問題や、休憩時間の問題、その他いろいろと行動を制限されてしまう用事はあります。朝運動した方がカロリー消費効率が良いのは事実ですが、実現できないならムリに朝ランニングやジョギングをする必要はありません。
人それぞれ運動をしやすい時間帯はあるので、その人のリズムに合わせて習慣にしやすい時間帯に運動をする習慣を作ればダイエット効果は十分得られます。
神経質になりすぎては痩せるものも痩せなくなってしまうので、適度にルーズに自分都合でルールを作りましょう。自分なりの健康的な習慣を作り上げることがダイエット成功の一番のポイントです。