実際のところは、イモ類は太るどころか、美肌効果やダイエット効果のある優れた食材です。
芋のビタミンACE
例えばサツマイモにはビタミンC、ビタミンEが豊富に含まれています。その量は、イモ1本で1日分の必要量を満たすほどの多さです。さらに黄色いサツマイモにはビタミンAも含まれています。ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEはまとめてビタミンACEとも呼ばれ、一緒に取ることで抗酸化作用が大きくアップします。
その為、サツマイモを食べることで抗酸化作用、アンチエイジング効果が期待でき、シミやシワの予防や改善、キメの細かいつるつるの肌になれます。
ビタミンBも豊富で代謝が良くなる
芋にはビタミンB群も豊富に含まれています。ビタミンB群は脂質の代謝を良くする効果があるので、ダイエット効果の高い栄養成分です。代謝が良くなる、ということは肌の新陳代謝にも効果的なので、ニキビや肌荒れなど肌トラブルの解消にも効果的です。
さらに紫芋にはブルーベリーや赤ワインに含まれるアントシアニンが豊富で、かなりの抗酸化作用、アンチエイジング効果が期待できます。美肌にはもってこいです。
食物繊維が豊富
芋類と言えば食物繊維が豊富なことで有名です。食物繊維は腸内環境を整える効果があります。その為便秘の解消や美肌効果が高く、しかも消化がゆっくりなので腹もちが良いのが特徴です。
腹もちが良い為、その後の食事の量を減らす効果が期待できるので、ダイエット効果が高い食材です。
さらにサツマイモを切った時に出る白い液体はヤラピンと呼ばれ、こちらも整腸作用のある成分となっています。その為サツマイモは便秘解消の為の強い味方になってくれます。
芋のカロリーについて
芋はカロリーが高くて太りそうなイメージですが、食物繊維が多く満腹感を感じやすく腹もちが良いので、使い方次第でダイエットの強い味方になります。色々な芋100グラムあたりのカロリーを並べてみます。
サツマイモ 132キロカロリー
サトイモ 50~60キロカロリー
ジャガイモ 70~80キロカロリー
ヤマイモ 60~70キロカロリー
こんにゃく 5~10キロカロリー
普通の白米が100グラムあたりで約160~170キロカロリーなので、白米と比べ芋類は全般的にカロリーは低くなっています。とくにカロリーが低いのはこんにゃくで、ダイエットをする際のカサ増し食材として人気です。
その他の芋も、サツマイモを除けば白米の1/2か1/3程度のカロリーしかありません。
芋を食事に取り入れるレシピ
サツマイモの最もカンタンな調理法は、濡らしたキッチンペーパーでくるみ、レンジで3~4分程度(レンジによって違います)温める方法です。もうちょっとこだわりたい場合は、濡らしたキッチンペーパーにくるみ、まずレンジで1分ほど加熱します。その後10分ほど解凍モードでじわじわと温めるとおいしくなります。
芋はゆっくり低温で温めるほど甘みが増します。
サトイモ等はスーパーで水煮などが売っているので、それを買っておけば日持ちもして良いです。いろいろなおかずの中の1種類に取り入れることで栄養バランスが良くなります。